コインランドリー情報誌 ランドリービジネスマガジン LBM

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TOPICS:会員制の良さも取り入れた独自のアイデア、女性にも好評な“あんしん時間”/長野県「ランドリーサンサン」

 

 コインランドリーは基本的に、不特定多数を対象としているもの。誰でも簡単に入ることができるので、利用する意思がない人に店内を汚されてしまったり、若者たちの「たまり場」のようになってしまうことも。そんな様子を何度も目にすれば、せっかく利用しようと来店した人の足も遠のいてしまうだろう。そこで、会員以外は入店できないようにするランドリーも一部で誕生しているが、最近流行のサブスクリプションのように毎月一定額を支払わねばならないなど、利用者側のハードルが高くなってしまうケースが多い。


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写真:ランドリーサンサン中越店。早朝5時~深夜24時までの営業時間中、早朝5時~7時と、17時~24時までを“あんしん時間”としている

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 長野県長野市で2店舗を展開するランドリーサンサンには、オリジナルの「サンサンカード」を持っている人だけが入店できる“あんしん時間”がある。そのサンサンカードとは、SuicaPASMOなどと同様にチャージができるカードで、月額費用は発生しない。初回のカード作成時(店内の自動販売機で購入できる)に発行料金として2,000円が必要となるが、内訳はチャージ金額が1,500円、カード発行手数料が500円。発行手数料がかかるのは初回だけで、残額が少なくなれば、そのカードにチャージしていけばよい。


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写真:「サンサンカード」と“あんしん時間”の仕組み


 なお、カード作成時に2,000円が必要と書いたが、その2,000円に対し200ポイントが付与される。サンサンカードは利用100円ごとに1ポイント貯まる仕組みで、貯まったポイントは1ポイント1円として100ポイントごとに使用できる。
 ランドリーサンサンの営業時間は、早朝5時〜深夜24時までで、そのうち早朝5時〜7時と、17時〜24時までを“あんしん時間”として設定。逆に言うと、早朝5時〜深夜24時までの営業時間のうち、サンサンカードを持っていない人が利用できるのは朝7時〜17時までの10時間のみ、ということになる。


 なぜ、このような営業スタイルになったのだろうか? 同社の店舗の1つは駅前にあり、特に夕方になると近くにある高校生たちが集まってしまうことが悩みのタネだった。そこで思いついたのが、この仕組み。当初は「会員制」としていたそうだが、もっとやわらかい“あんしん時間”へと名前を変えた。

 ランドリーサンサンでは、2店舗とも“あんしん時間”を同じ時間帯としているが、店舗の状況等によって異なる時間設定にすることも可能だという。

 “あんしん時間”は、これまでのランドリーと同様、不特定多数を対象とした上で、会員制の良さも取り入れた仕組みと言えるだろう。なお、ランドリーサンサンを運営するEMSベンダー合同会社では、この仕組みについて特許申請を行っている。詳しい内容については、同社(TEL 0269・38・1088)まで。